秋の湿地を彩る ウメバチソウ

花の記野山にて:10月

ウメバチソウ(梅鉢草)ニシキギ科(旧ユキノシタ科)

 

季節が変わる毎に足を運んでいた秘めやかな湿原も、今年は秋の花の時季になってから、やっと…

青草が枯草色になった湿原では、鮮やかな黄色のスイランが咲き秋風に揺れている。

周りを見渡すと、白い点描の如くウメバチソウが咲いていた。

まだコロンとした蕾も多いなか、開花した花~花と辿りながら撮って眺めて…。

やっと散策が気持ちいい時季になりました。

 

▽梅鉢紋に似る白い花弁と薄緑の条線 5個の雄蕊とその間に糸状の仮雄蕊 柱頭が4裂する雌蕊の花柱と球形の子房と…

一つひとつの造形の美しさが相まって、清らかさが際だっています。

右の花は、雄蕊が子房から5本とも離れ受粉後なのか 雌蕊が花粉をだしてますが、左の花は1本の雄蕊が離れたばかり。

▽ひと花ひと花 おなじ姿はなく味わいがある^^

▽移動した山麓の湿地も見頃でした。

スイラン(キク科)

10月20日:神戸、宝塚