渋く妖しく クロヤツシロラン

花の記野山にて:10月

クロヤツシロラン(黒八代蘭)ラン科オニノヤガラ属)菌従属栄養植物

 

昨年の果実期に蒴果を確認できなかったので、今年はどうかな?と様子見にいってみた。

今までに無いほど猪がぼこぼこに掘り起こしており目印にしていた朽木がグチャグチャ…

これじゃ駄目かなと思いながらも周囲を探してみると、何とか2個体を見つけることができました。

数日後に再びのクロヤツシロラン探し。前回より少し離れているが、飛散範囲内で余り荒れてないとこ。

中腰での小さな探しものは しんどい。。。ふぅっと、ひと息ついて探してを何度か繰りかえして…あった~!♪

一個見つかると疲れが吹っ飛び、クロヤツシロランの渋い膠色の姿に魅入られてしまう。

 

•クロヤツシロランと、匂いにつられ卵を産みにきたと思われるショウジョウバエ

左)蕾から約1日で開花するとのことだが、もうちょっとかな? 右)開花した花にショウジョウバエ

 

10/2 撮影 終盤近い個体でしたが、葯や毛のある下唇などが観察できました。

枯葉を除けるときにポロっと花が落ちてしまったので、苔岩に載せて撮ってみた。

じっくりと花を見れたのは初めて^^

15㎝ほどの果柄も数本。果実期には30㎝くらいまで伸び、蒴果から種子が飛散します。

飛散前の蒴果を見たことがないので、タイミングよく見れたらいいな

9月、10月:丹生山系