氷ノ山

▸鳥取県の山

6m5hyonosen-155.jpg  2年振りに初夏の氷ノ山に登ってきました。

この谷が好きで過去数回、5月の中旬~下旬に訪れていましたが・・

今年は残雪が多く1週間ほど遅らせる。

 

諸々の事情で急遽、日曜から土曜にオフを変更したのですが、奈良・大阪・神戸と5名の山仲間の参加です。

車3台で鳥取県若桜へと向かう。今までソロで歩いたコースを6名で賑やかに歩きます。


■2011年6月4日(土)曇り/晴れ 6名
■響きの森P~仙谷登山口~仙谷~仙谷分岐~甑岩~氷ノ山山頂(1509.8m)~氷ノ山越~響きの森P


 
以前は仙谷登山口近くの空き地に駐車していたのだが、今日は三台なので響きの森Pに駐車する。

トイレをお借りしたときに仙谷の様子を聞くと、28日から後は判らないらしい。

下山後に、谷の倒木や残雪の様子を教えてくださいと云われたので了解して、登山口へと向かう。

仙谷登山口:10:00 杉林を抜け、スキー場から谷に向かう。ワラビが生えているのを見ると思わず手が・・

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緑溢れる仙谷に入るとブナ・栃の大木が雄々しく聳えたち、足元には小さなタチカメバソウの白い花が涼しげに咲く。

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仙谷の冠木門と勝手に呼んでる倒木も健在・・懐かしい。
 
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6m5hyonosen-045.jpg 6m5hyonosen-049.jpg深い谷筋を登り詰めていくにつれ、倒木が多くなる。左岸、右岸の

斜面の残雪の上を土や枝が覆っており、まだガチガチに固まっていた。

すっかり記憶が薄らいでいたが、歩くにつれ断片的に思いだしてきた。

仙谷は、この季節しか歩いたことが無いのですが、深いV字谷が醸しだす自然美が素晴らしい♪

 蒸し暑いかなと思いきや、谷風が気持ちいい。

早い時間に登られたんですね。数人の下山者と出逢う。

  葉に特徴があるミヤマカタバミの変種、ヒョウノセンカタバミが足元に咲く。

鹿に食べられた株が多かったですが、何箇所か群生が咲き残っていました。

この谷の妖精のような清楚な純白の花サンカヨウ・・透きとおるような白さが美しい花。

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今冬の大雪の名残が何箇所も残る谷

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左岸の鎖場の岩を乗り越えて・・

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尾根上に出ると涼しい風が吹き抜ける。気持ちいいね~。大岩鏡やユキザサが咲きブナ林が拡がる。

チシマザサの根元にも目がいってしまう(笑)

スズコを採りながら県境尾根を甑岩~山頂へとむかう。

手にはスズコの入ったビニール袋を提げて・・^^

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チシマザサが覆うブナ林  甑岩
 
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山頂の避難小屋が見えてきた。大勢の登山者が憩う山頂に13:10着。

風が気持ちいいので小屋横で、遅い昼食タイム。

昼食後に2階休憩所から三の丸方面を眺めながら・・

3か月前に来たときは真っ白な雪原だったなぁと雪山を懐かしむ。

冬季は、あの笹の上を歩いたんだ^^

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帰路は氷ノ山越から木原八丁~響きの森へと・・後ろを振り返ると甑岩の奥に山頂

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県境尾根も素晴らしいブナ林の中を歩きます。避難小屋の建つ氷ノ山越で一休み。

東(右)は兵庫県側への道・・左(鳥取側)の道を下る。

3月に雪で埋もれた斜面を滑り降りた場所です。あのときはお地蔵さんは雪の中だったね。

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ブナの根元にユキザサが咲く

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キャンプ場を抜け響きの森Pに16:30に戻る。

帰りは、いつものお決まり「道の駅みなみはが」に立ち寄ってから帰路につく。

参加の皆さま、お疲れ様でした。

後でわかったのですが、宍粟の山で何度かご一緒したOAPさんと山仲間の方達も登られていたそうです。

ニアミスでお逢いできなくて残念!!

また兵庫北部のお山でバッタリ~を楽しみにしています。