2011.5.15(日)晴:新緑萌える5月。宍粟50山の三久安山(さんきゅうあんざん)
総勢12名で緑に染まりながら歩いてきました。
昨年、初秋の候に登ったとき、北や東に延びる尾根を、いつか歩いてみたいと願っていました。
今回、やまあそさんが企画してくださり、念願の南~北への縦走が叶った次第です^^
三田駅で、奈良のたらちゃんを乗せ、中国道経由で集合場所の引原まで・・
やまあそさんや初めてお逢いするチャーさん、とうこさん、やとうさん。
久しぶりにお逢いするOAPさん、MXPさん、TQFさん、たぬきさん夫婦、ともみさんと・・
やまあそワールドが大好きなメンバーが勢ぞろい。
山頂からは藤無峠に下山する予定なので先に車を数台、峠にデポしていただき準備万全!
林道終点まで車で移動し、谷沿いに進んでいく。
綺麗な水の流れ・・・そういえば昨年、あまご釣りの小父さんに逢ったね。
植林のなかを登っていくと、一人静がひっそりと咲いている。
しばらく進むと3段の滝が現れる。周りの空気が変わったような感じがする。
やまあそさん「炭焼きの滝」私「さんきゅうの滝」と俄か名前をつけました(笑)
ここは伐採した木を、ずり降ろした場所のようですね・・・なるほど。
色々な事を教えてもらいながら、駄洒落を聞きながら、最後のひと登りをこなすと山頂から南側の尾根に乗る。
ほぉ~と溜息吐息ばかりがでる、ぶな混生林が織りなす新緑の回廊が続きます。
ほどなく山頂手前の分岐地点に・・もうすぐ山頂~!
この付近のぶな林、緩やかに落ちる斜面が、何度も佇んでしまうほど素晴らしい。
山頂着 11:37。それぞれ木陰に座り昼食タイム。皆さん、無線仲間なんですが今日は目と鼻の先で会話中^^
食後に素敵なサプライズが・・やまあそさん&ともみさんの山上演奏会の開催♪。
東北の被災地の皆さんに届きますようにと「アメージンググレース」心に沁みいる音色、素敵でした。
広い山頂も、次から次と登ってこられる団体で満員になりそうです。
12:30 北方向に派生する尾根を、藤無山を右前方に眺めながら降りていく。
色んな植物や木が着生しているブナがあちこちに見られ、栃の大木やホウノキの大木など、豊かな自然林の尾根です。
ムシカリ(オオカメノキ)の花が新緑のなかで白いアクセント。
小休憩の場所が好いポイント(さすが)皆さんから美味しい差し入れをいただき、身も心も満腹。
ここまで、山毛欅ぶなぶ~なだったのですが、そこかしこにコシアブラ!
とうとうコシアブラモードになってしまった^^;
これはミズメの木
樹皮がサロンパス(サロメチール)の匂いがするのですよとOAPさんに教えていただく。
ミズメ(ミズメザクラ・アズサ)カバノキ科カバノキ属落葉広葉樹
昔は、樵が山仕事を終えると、この樹皮を剥がし瑞々しい樹皮を疲れた体に貼ったそうです。
割れや狂いが少ないため、主に床や家具の高級材としても用いられる木。
1067地点を東方向に進み、切り開かれた伐採地からの展望を眺めたり・・
振り返ると三久安山のゆったりした姿。
ここまで歩いた尾根が緩やかに伸びている。ぶなの新緑が一番美しい時季に歩けてよかった^^
最後は鹿避けフェンス越しに林道に出ます。
藤無山と三久安山の間を通る林道を歩き、駐車地まで戻るのですが・・
余所見しながら歩いていた私は石車に乗ってしまい、こけてしまった(>_<)
引原まで戻り、林道終点の駐車地で車を回収した後、それぞれ帰路につく。
何もかもにサンキュー(感謝)な楽しい一日でした。