嶽ノ森山

▸和歌山県の山(熊野・奥高野)

古座の一枚岩

日曜から南紀に帰省していましたが、なかなか自由な時間がとれないまま帰神する日に・・

帰路に311号線から鮎川に入り、百間山渓谷でも寄っていこうかなと朝から用意をしていると・・

お昼から、ゆっくり出たらいいのに。。。と、年老いた父がぼそりと呟く。

そうしようか。でも、ちょっと気晴らしに古座の嶽の森山を午前中に歩いてこよう。

 と、いうことで お昼までに父は畑へ・・私は ちょっと山へと・・


■2013年4月12日/晴れ/単独

■一枚岩トンネル登山口(9:35)~嶽の森山(上の峰376m)(10:26)~下の峰(369m)(10:55)~相瀬橋(11:50)


実家から車で30分ほどで登山口ですが、2005年の暑い夏に登って以来・・

一枚岩トンネル横手の登山口は新しい道標も設置され、以前より分かりやすくなっている。

ここ数年の間で、県外からの登山者が増えているのかも。

数日の農作業と雑用で疲れ気味の体は、歩き始めて数分でヘロヘロ^^;

谷の向こうに下の峰の岩壁、道沿いに可愛らしいスミレが咲いているのを見ると、すこし元気になった。

このスミレの名前が?だったので後で調べてみると・・フモトスミレのようですが?

ここは羊歯類も豊富ですが、さっぱりわからなく オール羊歯…笑

分かるのはイワヒバくらい^^;

ほどなくスラブ状の滑床岩。岩斜面の間を水が流れ 滑りそうですが・・

岩肌に巨人の足跡みたいな、ステップ状の窪みを削ってあるので歩きやすい。

これだけの数を削る作業は大変だったろうにと思いながら、ステップを忠実に辿っていく。

ここを過ぎると植林帯にはいるので、岩場上部から登ってきた下方を眺めながら一息つく。

低山とは思えないダイナミックな景観です。吹く風が気持ちよい。

この岩場を登ると山頂です。山頂からは古座川周辺の山々が一望。

嶽の森山山頂(上の峰)376m。  正面に今から辿る下の峰が聳える。

 巖の巨人と呼ばれていますが・・巨人に見えるかな?

山頂周辺にはヒカゲツツジが咲いていた。岩場が似合う花ですね。

ヒカゲツツジが咲く急な道を鞍部まで降りる。

 大岩を回り込んでいくと、ほどなく下の峰(雌岳)山頂
 小さな祠がある下の峰山頂。その向こうは絶壁です。

正面に嶽の森山が聳え、気持ち良い眺めですが風が強い。

岩に座ってしばし眺望を楽しむ。青い空と南紀の山々・・♪

遠くに見えるのは大塔山かな? 悲しいかな山座同定が心もとない…^^;

下の峰から眺める 嶽の森山・・かっこいいです。

廻りこむ岩壁を真下から見あげると石像に見えなくもないかな?

上の峰との鞍部まで戻り、ロープが設置された急な斜面を下り植林帯を下っていくと・・
豆腐岩と呼ばれる四角い岩を積み上げたような岩壁が、左手に見えてきます。
裾野まで延々と続く岩塊をみると、この山全体が石英粗面岩で形成されているのがよく分かる。

相瀬橋付近に降り、トイレ横の駐車地まで戻ると丁度12時・・スッキリ♪

今度は○○○竜胆が咲く初秋の頃に歩きたいな。