山仲間企画の平日歩きで古宝山~八王子山と歩き、里山風情を楽しんできました。
宝塚北部の切畑地区と玉瀬地区の間に位置する里山で地元では「ふるぼっさん」「はっちょうさん」と呼ばれている山で周辺は北摂の里山風情たっぷりの地域です。
遥か昔に、鳴尾浜から白鳥に乗った観音様が古宝山に渡来し、その後、宝山寺に大切に祀られたと伝えられており、どちらの山も祠が祀られています。
玉瀬辻バス停で仲間と合流した後、道沿いの民家横の空き地に停めさせていただく。
あちこちに柿の実がたわわ!
■2014年10月23日/晴れ/三名
■玉瀬辻~関電道~古宝山(459.4m)~八王子山~玉瀬辻(行程 約3時間)
登山口までは民家との間の細い道を抜けていく分かり難い道だが、要所に親切な案内板が設置されていました。
雑木の中の道を暫く登ると木の間から右手下に滝が見えたが、降りられるのかな?
木の幹を頼りに途中まで降りてみたが、どうも滝下までは無理みたい。
幻の滝?後でサイトで見てみると「たまたれの滝」と呼ばれ、玉瀬の地名の元だそうです。
雑木に囲まれた滝上の道を登っていくと程なく切畑からの道と合流する。
ウラジロが繁る道を進むと、ほどなく古宝山山頂。
本日、唯一の可愛こちゃん。クチベニタケ
石の祠が祀られている古宝山山頂。3等三角点「玉瀬」494.4m
盗難防止の為か、鍵のかかった鉄の扉の中には木彫りの仏像が祀られている。後から解ったことですが、この仏像は八大竜王の一人でサーガラといわれる仏様だそうです。
雑木に囲まれた山頂からは展望が望めないが、広々として里山らしい落ち着いた雰囲気。
ソロだと、ちょっとうら淋しいかなと思うところだが今日は三人、行程も短いので、のんびりと昼食タイム。長閑なひと時
滑りそうな急な道を木をつかみながら下り、また少し登り返すと露岩帯の尾根筋になる。
蒼色の濃淡に重なる北摂の山々が遠望できる気持ちいい場所。
後方に歩いてきた古宝山の秀麗な姿。
なかなか渋いね!羊歯の紅葉。大岩のある360mピーク
八王子神社
祠下側の階段道を下っていくと素朴な鳥居があり、麓に近づいた感がする。
休耕田の横を通り道路に出ると、大木の下に小さな祠・・・今日も山でいい時間を過ごせましたと手を合わせ、てくてくと駐車地へと戻る