厳冬期の釈迦ヶ岳

▸奈良・三重県の山(大峰・台高)

厳冬期の釈迦ヶ岳に行ってみたいと思いつつも・・

あの長い林道が雪と落石で覆われている様を想像するだけで、ソロでは無理やわと断念していたが・・

山仲間のTちゃんとOさん夫婦が12~13日とテン泊で行くとのこと。

行きたいなぁ。。でも仕事やし。。。悶々^^;

急遽(無理やり)土曜に山休をもらい飛び入り参加させていただきました。

ばたばたと金曜に準備にとりかかるが今日から雪模様の天気・・・明日は決行?

降雪で南阪奈道も阪和も通行止め、なんとか西名阪は大丈夫なようだ。決行です!


1日目(12日)雪/曇り

12日早朝、我が家周辺も雪で真白です。中国道~近畿道~西名阪の柏原で降りると雪景色。

ここで、こんなに雪があるのは初めてかも。葛城辺りにくると二上山~葛城山が真っ白。

R168はところどころ凍結していたり圧雪された雪道で運転も緊張する。

集合場所の夢の湯Pに着くまで、気の抜けない雪道運転。

夢の湯に8時ごろ着。奈良組が到着するまでパンを食べながら待つ間に吹雪いてきましたよ(>_<)

O車をここにデポし、裏人車で旭ダム~不動小屋谷林道を進むと轍がある。

ちょびっと安心したのも束の間、あれれ!Uターンしてますやん。

雪面のぽこぽこした凸部は落石の上に雪が積もっているのだろう。

パンクしたら、えらいこっちゃです。さて、何処まで進めるでしょうか?

積雪量も落石も増えてきたので、下りになる手前の広い場所に駐車する。

標高700m地点から1150mの不動小屋登山口まで標高差約450m、重装備の林道歩きはしんどいぞ。

だんだんザックの重みが堪えてくると、プラソリを持ってきて引っ張ったら良かったかなぁなんてアホな事ばかり頭に浮かぶ

3時間ほど歩いて、やっと下の登山口着(13:10)

軽くパンを食べたあと、新雪に覆われてルート不明瞭の植林帯に入る。

ジグザグにラッセルして進んでいくが右が急斜面の嫌なトラバース、左の尾根は途中で岩に阻まれたため折り返して林道に戻る。

ここで1時間強のロスタイムだが、この時点で峠の登山口で設営と決まり雪が深くなった林道を1.5km(1時間30分)歩く。

15時40分:やっと到着。山歴最高記録の林道歩きだったが、ここまで来れただけでしんどさと達成感を存分に味わえたかも。

お疲れ様~。さぁ今宵の宿場の用意をしましょう。

トイレ小屋の横に雪を踏み固めてテントを二張並べて設置します。

1mほどの雪の壁で上手く風避けになるようです。

当初はマイテントで、一人寝る予定でしたが皆がめっちゃ!寒いよ~と・・

冬山テン泊は初めてだったので、一度体験してみたかったが、モツ鍋を囲み温もってきた4人用テントから氷室のようなテントによう移りませんでした^^;

カイロを体に数枚張り、シュラフ+シュラフカバーと4人の体温で快適な雪山の別荘・・・

天気の回復を願いながらzzz

夜半に時々、風の音で目を覚ます。外はまるで洗礼のように吹き荒れている。

うつらうつらしながら、夜のうちに吹き荒んで朝にはおさまっておくれと願う釈迦の夜。

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よく歩いたね~。記憶に残る雪の林道歩き  ▼13日朝の写真です。

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13日へと続く・・